2019.07.16
建売事業というものは
一般的に建売住宅とは建築会社や不動産会社が土地を仕入れるところから始まります。
土地が決まったらまずそこに何棟の建物が入るかを考え、土地の区割りを検討します。
区割りが決まったらそれぞれの区画の土地の形状や接道間口、方角などを元に1棟ずつの図面作成が始まり、図面までが決まった時点でいよいよ着工という流れになります。
一般的な建売住宅はお隣がかなり近かったり、1区画が小さくなっている事が多いですよね?
何故かというと、建売という事業は価格が安く見えて、それでいて棟数を多く建てられる事が正解とされているからです。
建築という事業は1棟辺りの利益を計算するモノなので、仕入れた土地に可能な限り多く建築する事で利益が大きくなっていきますから事業としては間違っていませんよね。
具体例を挙げるとこうです。
大きな210坪の土地があったとします。
一般的な建売メーカーは恐らく1区画を30坪で7区画に割るでしょう。
7区画に7棟の建物を建てて建物1棟あたり400万円の利益が上がったとします。7棟で2800万円の利益ですね。
逆に少しでも土地を広く取ろうと考えると1区画を35坪に割る事で6区画に割れます。この場合にも建物1棟あたり400万円の利益があったとすると、2400万円の利益になります。
このように同じ土地でも、建物だけの利益を考えると7区画に割ろうとするのも分かります。だって同じ土地でこれだけ利益が違うのですからね!
しかも1区画あたりの土地も小さい分、売値設定も当然安く出来るので割安感まで生まれて一石二鳥です。

ではフロンティアはどう考えているのでしょう?
他社が棟数を増やす土地でも1棟少なくなってでも将来的な土地の価値を優先します。『土地の善し悪し』編でも書いてある通り、土地は永続的に続くモノですからその時だけ良ければイイという考え方をフロンティアは絶対にしません。
1棟あたりの売値については他社様よりも土地面積が広くなった場合は高くなってしまいますし、区画が減る事で仕入れた土地全体での利益計算はどうしても落ちます。同じく建てられる棟数も減りますが、フロンティアの優先事項はそこにないから気にしていません。
もちろんビジネスである以上利益計算はしますが、金勘定が最優先に来るならフロンティアは建売事業そのものを始めていません。
あくまでも最優先は『まだ見ぬ笑顔の創造』
利益は後から付いてくるものと本気で信じています。
この想いがお客様の笑顔に繋がりますように☆