2019.09.10

家と照明の関係性

フロンティアのデザイナーズ建売住宅には2階の居室以外に全てLEDの照明器具が標準装備されています。

一般的な建売住宅は大部分の照明器具設置箇所にシーリングという後付けで照明器具を取り付けられる器具(直径7~8cmぐらいの円柱状、5cmぐらいの厚さで天井にくっついている物)が付いているだけで、実際の照明器具は付いていません。理由は建築費用のコストカットです。最近になって廊下などの一部にはダウンライトが付けられるようになってきましたが、それでもまだまだシーリングのみが設置されている箇所も多いでしょう。

照明以外にも一般的な建売住宅には付いていない物があるのですが、今回は敢えて照明器具について書きたいと思います。

フロンティアでは家にとっての照明器具はデザインに含まれるべき物だと考えています。

 

どういう事か実際にイメージしてみましょう。

お友達の家を訪問した際にAさんの家は玄関から廊下と天井にLEDのダウンライトが埋め込まれていて、いざLDKに入ったら天井にはよく見かけるドーム型のカバーがされた照明器具がダイニングとリビングに付いていたとします。もちろんダメではありませんし、ちゃんと明かりも足りているでしょう。とても一般的な家です。

ではBさんの家を訪問したとします。まず玄関や廊下にLEDのダウンライトが付いており、更に外観からのイメージを引き継ぐようなアクセントのある照明器具が正面に付いています。それだけでグッとお洒落に見えます。今度はLDKに入ると、天井には全てLEDのダウンライトが埋め込まれていて、カウンターキッチン上の手元灯にはこれまた外観のイメージに合わせたデザインで、天井から吊り下げタイプのペンダントライトが垂れています。

時間の経過とともに外は真っ暗になり子供達は夢の中へ・・・。

1日の疲れを労いながら夫婦で晩酌しながらの映画鑑賞タイム。明るい照明ではムードも出ませんよね?明るさ調節のつまみを捻り、部屋全体の明るさを落として大人な時間の演出を。または全ての照明を落として間接照明だけで更に映画館のような空間を創る事も・・・。

 

どうでしょうか?

照明器具とは家そのものなのです。

フロンティアが『デザイナーズ建売住宅』と宣言するからには照明器具もデザインします。どれだけ頑張って拘りの家具を選んでも、照明がビシッと決まっていない家はお洒落に見えません。

かといって後から頑張ろうにも既に天井にはシーリングの金具が付いていてダウンライトにするにはかなりの工事費用がかかってしまいます。

フロンティアのお客様で、以前一般的な建売住宅を購入していただいたお客様から全てをダウンライトに変えて欲しいとの依頼を受けた事があります。LDKの天井を必要箇所だけ解体してシーリングを外し、何カ所も穴を開けて配線してダウンライトを埋め込み、最後にクロスを貼り直しました。結果、とても雰囲気は良くなり高級感も出ました。しかし当然の事ながら数十万円という費用がかかりました。

最初から全てダウンライトでの建築計画をしていればこの費用はかかりませんよね?当たり前の事ですが、建売住宅の売主がこれを行えば建築コストは上がります!

単純な話、シーリングだけを付けておけば良いのなら1棟あたり30個以上のLED照明が不要になりますし、電気工事を行う職人さんの手間も減り工賃も格段に安くなる事でしょう。でもそれではプラスアルファの笑顔は生まれませんよね?

フロンティアは『笑顔の創造』が大好きなのです。

やらない後悔よりもやった後悔をしたい。その繰り返しでしか見られない笑顔があると信じているからです。

だからフロンティアはこれからも照明には拘ります!たとえ建築コストが上がったとしても・・・。

そしてまだ見ぬお客様の笑顔の創造に全力で向き合います。

 

最後になりますが、家にとっての照明の重要性、少しは伝わったでしょうか?決してシーリングがダメ。ドーム型の照明がおかしいと言っているのではありませんよ。上でも書いている通り、それが一般的です。

ただ、人生一度きりです!

毎日過ごすかけがえのないマイホームでの時間を更に上質な時間にしてほしいだけです。それには照明は絶対に譲ってはいけない重要な存在だとフロンティアは考えています。

皆さんの夢のマイホームが、少しでも多くの感動が生まれるかけがえのないモノになる事を心から祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました☆

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