2019.06.12

土地の良し悪し

開業時から一般的な土地や中古マンションなどの仲介と同時に建売住宅の仲介を数百件行ってきた不動産屋として、建売住宅を購入される方々の土地への検討の甘さを強く感じています。

皆様は建売住宅の購入を検討される時、どこを見て検討していますか?
・金額
・エリア(学区など)
・間取り
・駐車スペース
・日当たり
大きく分けると、ここら辺が上位に来る方が多いように感じています。

ちょっと待ってください!

土地の評価は聞きましたか?
土地の価値が幾らぐらいあるのか考えましたか?
将来子供たちに残す不動産として、困る土地でないか考えましたか?

もちろん全ての方が同じではないですが、80%以上の方が上記の条件を頭に検討されていて、土地の検討を疎かにされていると肌で感じています。
間取りが気に入ったし、予算も入ったからそれで購入しよう!では絶対にダメです!

建売住宅は建物も含めて売値が設定されているのでお客様方にも大変分かりやすいように見えますが、同じ土地は1つも無いので、敷地面積も違えば道路の間口も全て違います。

例えば、土地30坪(接道間口7m)・建物床面積30坪・売値2580万円の物件があります。
すぐ近くに土地40坪(接道間口8.5m)・建物床面積32坪・売値2880万円があったとします。

皆様はどちらを購入しますか?

この場合、多くの方は2580万円を選ばれています。
何故ですか?
答えは安いから!です。

もう一度よく情報を見ましょう。

このエリアの土地のみでの売値相場が1坪40万円だったらどうですか?
安いのは2880万円の方です!

更に言えば、接道間口が7mと8.5mは金額に表せないほどの差があります!

一般的な注文住宅は接道間口8~8.5m欲しいと言われます。7mでは建築会社も制限されるのですね。
それでも建ててくれる建築会社はあるでしょう。

では別の可能性も考えましょう。

皆様のお子様・お孫様がその土地を売却したいと考えたらどうなりますか?

30坪の土地は1200万円、40坪の土地は1600万円で、その差はなんと400万円です。
その上で接道間口の問題があるのです!
私は接道間口7mを減点査定とまではいかないにしても間違いなく加点はしません。逆に接道間口8.5mは確実に加点査定します。トータルでの差額は幾らになるんでしょうね…。

そんな都合の良い比較物件が本当にあったのか?と聞かれたら私は断言してお答えします。
よくあります!と。

その他にも旗竿地になっている土地などは皆さんもよく目にしますよね?旗竿地が絶対にダメとは言いません。それも含めて評価をしっかりと検討すべきだという事です。

良く考えて下さい。

形ある物はいつか壊れます。建物はいつか壊す時が来るのです。
では何故壊すのか?当たり前ですが、建て替えをする可能性が1番高いからですよね。
その時その土地は建築しやすいですか?クレーン車は入れますか?土地の形が悪く入る間取りが極端に限られてしまいませんか?などなど、土地には検討しなければいけないポイントが沢山あります。

それを先程のポイントだけに意識が行き、将来までを見通せない不動産購入は結果として皆様に不利益に働くことがあるという事実を知ってほしいのです。

こんな話を聞いたら不動産購入が怖いと思われてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そのリスクを皆様が当たり前に検討できるとは毛頭思っていません!その為にフロンティアがいるのです。
お客様がフロンティアを信じてくれた想いに応えるため、また、お客様からいただく高額な仲介手数料に見合う仕事をするために我々は日々勉強しています。

一緒に楽しい不動産購入になるようフロンティアは精一杯の想いでお手伝い致します☆

ちょっと熱くなってしまった橋本でした(^o^;)

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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